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今日は朝も寒いが、日中も気温が上がらないらしい。
そんな日はやっぱり、立食いそばが食べたくなってしまうアラフィフとうちゃんなのである。
出社前に向かったのはいつものそば処二葉、神田駅南口店。
東京朝ごはん【神田・二葉】ちくわ天そばで暖を取る。
立食いそばの季節。

立食いそばは、通勤の途上に立ち寄るのが常。
だからアラフィフとうちゃんが気にするのは季節、つまり気温だ。
夏の暑い日に熱い立食いそばを食べると、汗だくのまま電車に乗る事になる。
気温の高い中に、温度の高いそばを食べるものだからいつになっても汗は引かない。
そして汗まみれのままオフィスに出社する羽目になる。
お腹はイッパイだけれども、体は汗でベトベトなので、実に不快極まりない。
だから、夏は必然的に冷たいそばを食べる事が多くなる。
でも、立食いそばの基本は冷たいヤツではなく、熱いメニューと言うのが僕の持論。
そんな事で夏場はどうしても立食いそばはシーズンオフとなってしまう。
ならば、冬ならどうか。
寒い冬なら熱い立食いそばを食べて電車に乗っても、全く問題はないのではないか。
ところが現実は少し違う。
厚手のコートにセーター、そしてマフラーなんかで完璧に防寒対策を施している。
そんないでたちで熱い立食いそばを食べようものなら、やっぱり汗が吹き出してくる。
(別にアラフィフとうちゃんは、汗っかきという訳ではない)
立食いそばを食べて、小田急線のホームで電車を待っていると、季節に似合わない汗が額やら首やらに止めどなく流れ出て来る。
寒さに耐えている人の中で、一人ハンカチで汗を吹いているアラフィフとうちゃん。
他の人になんとも好奇な目で見られていそうだ。
だから冬でも、本当に立食いそばに向いているコンディションというのは、寒波が来たような日だ。
体の芯まで寒さに包まれるような早朝。
そんな日の朝は、出社前に立食いそばのお店に立ち寄らずにはいられない。
立ち食いそばまとめ。神田駅界隈編。
二葉のたぬき、木耳そば。

二葉には立食いそばには珍しい、木耳のトッピングがある。
二葉に通い出した頃は、あまり気にも止めていなかった。
でも、常連さんらしき人たちが次々と木耳を頼んでいるのを横目で見ていると、アラフィフとうちゃんもなんだか気になって仕方なかった。
一方で、立食いそばの人気メニューと言えば、なんと言ってもかき揚げの天ぷらだ。
僕も立食いそばを食べに行く時は十中八九、かき揚げそばを食べる。
だから、二葉に立ち寄った時、木耳のことが気になりつつも、結局は天ぷら類を頼む事が多かった。
でも、このまま木耳を懸案事項のまま残す訳には行くまい。
そう意を決して、今日は最初から木耳をオーダーするつもりで二葉の暖簾をくぐった。
たぬきそばに木耳のトッピング。
二葉で常連さんらしき人たちが多く頼むメニューだ。
木耳は小ぶりなものが、どんぶりの半分くらいを覆い隠すくらいに盛られている。
そして残りの半分をたぬきの天かすが覆う。
たぬき&木耳のメニューは野菜かき揚げそばよりも若干、お値段が安い。
でもビジュアル的にはボリューミーでなんとも満足感が高い。
木耳とそばを一緒に口の中に入れる。
柔らかいそばとコリコリとした木耳の歯応えがなんとも相性がいい。
そこに輪郭が立った二葉のツユ。
二葉オリジナルメニューの木耳が乗ったそばを初めて食べた。
いや、マジでこれはアリ、だね。
そばに木耳の組み合わせ。
これは本当に美味しい。
そばと木耳を食べて、たぬき(天かす)が残ったそばつゆを飲み干す。
天かすのおかげでつゆになんとも深い味が出て、満足感に満たされる。
なんかこれで僕も一端の二葉の常連さんになった気分。
立ち食いそば日和。神田、二葉にて。