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昨日、久しぶりにGPZ900Rに乗って来た。
本音で言うとグラストラッカーの方が乗っていて楽しいのだけどね。
でも、GPZ900Rのパワー、トルク、そしてハンドリングはやっぱり乗っていて楽しい。
アラフィフを過ぎてアラカン目前の今、このバイクにいつまで乗れるかというのが僕の課題でもある。
湘南早朝ツーリング【GPZ900R】鎌倉〜葉山〜横須賀長井。
GPZ900R、もはや旧車である。

アラフィフとうちゃんがGPZ900Rを手に入れたのは2005年の事。
最終型A16を二年落ちで手に入れた。
感覚的には、ついこの間の事のように思う。
でも、GPZ900Rが世に出たのは1984年の事。
それから二年後にトップガンでトムクルーズがこれに乗った事で、GPZ900Rは大いに有名になった。
ともあれ、もはやGPZ900Rは立派な旧車である。
旧車だからこそ、このバイクに興味を示すのはオッサンばっかりと言うのは考えてみたら自然な事だ。
すれ違う車に「お?」っとされるGPZ900R。

アラフィフとうちゃんの場合、このGPZ900Rに乗るのはほぼ、早朝である。
渋滞を避けるためにその時間帯に乗っている。
車が少ないのでそれほど機会はないけれど、信号待ちで隣に車が並ぶ事があると、こっちを見て「お?」っと言う表情を向けられたりする。
道を走っていて、すれ違う車のドライバーにもそんな顔をされる事も。
お、Ninjaじゃん。
多分、そういう風に見られているのだろう。
最近、その頻度が以前より多くなって来ているように思う。
その事で、GPZ900Rがますます旧車の域に入って来ている事を再認識させられる。
「お?」というリアクションにはいろんな意味が含まれているのだろう。
けれど、どんな意味でも悪い気はしない。
アラフィフとうちゃん、承認欲求はそれほど強くはない方だと自分では思っている。
それでも、こういったシチュエーションに遭うたびに、GPZ900Rに乗っている事で優越感に浸れてしまう。
GPZ900Rじゃん。昔はオレも・・・。

昔はオレも乗っててね・・・。
宮ヶ瀬とか、高速のSAなんかでふと声をかけられるとすれば、それはこんな言葉。
昔は乗ってて・・・と言う事は今は乗っていないという事。
推測するに、手放した理由は飽きたからというのが多いんじゃないかと思う。
飽きた人にGPZ900Rの事を語られても・・・。
内心、そう思うのだけれど、もちろん、顔にはそんな事は微塵も出さない。
しばらく話を聞いていれば、GPZ900Rと同様にすぐに飽きるだろう。
そう思い、黙って話を聞く。
大抵はやっぱり数分で立ち去るのだけれど、中には1時間以上も離れない人もいる。
困ったことにその頻度も最近、多くなって来たような・・・。
GPZ900Rの旧車の度合いが進むにつれ、おっさんホイホイの効果もますます強くなっているようだ。
GPZ900Rのオーナーなもんで。トップガン、観に行ったよ。