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今朝は早朝から家を出て、和田長浜〜油壺間をサイクリング。
最初にお話をしておくと、自宅のある座間から三浦まで自転車で行った訳じゃない。
ゴルフヴァリアントにPanasonicのオフタイムを積み込んで、和田長浜海岸まで。
そこからオフタイムに乗り換えて、三浦半島目指してペダルを漕ぎ始める。
SUPフィッシング@和田長浜海岸。SUP日和のはずが・・・。
和田長浜海岸。

今朝、起きたのは午前2時。
もちろん、かあちゃんとゆーはまだ寝ていた。
(というか、かあちゃんとゆーはコロナワクチン接種を受けてこの日は終日ダウン)
そそくさと身支度をして、オフタイムをゴルフヴァリアントに積み込んで、いざ自宅を出発。
和田長浜海岸の駐車場に着いたのは午前4時頃で、辺りはまだ真っ暗。
天気も良い休日なので混雑してるかと思いきや、駐車場はガラガラだ。
海沿いの駐車スペースに陣取ったキャンパーと、カヤックフィッシング組がちらほらって感じ。
そんな中、荷台から自転車を降ろしてサイクリングの準備をしているのは僕だけだった。
和田長浜海岸の駐車場を出発し、まずは三戸浜を目指す。
車で来た同じ道を今度は自転車で走る。
134号線に出た時、あれ?と思った。
「nahamakaigan」
「長浜海岸入り口」の交差点で、漢字の下にあるローマ字表記。
いつも車で通る時は、ほとんど目に入っていなかった。
ん?和田長浜海岸の長浜って、「なはま」と読むのか??
今まで、その名称は「ながはま」だと思っていた。
いや、正確に言うとネットとかで和田長浜海岸は、「わだなはま」と呼ばれている事は知っていたんだけどね。
それは通称というか、略称というか、みんな「なはま」とはしょってそう呼んでいるのかと思っていた。
でも、目の前の信号の表記に「nahama」と書いてある。
という事は、これは「なはまが」正式名称なんだ・・・。
何度も通っている和田長浜海岸。
「なはま」という名前が正式名称だとは初めて知ったよ。
三浦のキャベツ、大根畑の中をサイクリング。

自転車で秋谷海岸より南を走るのは今日が初めて。
自宅のある座間から自走で来れるのは、やっぱり秋谷辺りがアラフィフとうちゃんの体力では限界だ。
でも、折り畳み自転車のオフタイムをワゴンの荷台に積めば、行動範囲は格段に広くなる。
ワゴン+折り畳み自転車の特性をフルに活用して、今日は念願の秋谷以南を目指す。
初めて自転車で走る134号線の道を南に向かいながら、これぞワゴン車と折り畳み自転車の正しい使い方だと心の中でほくそ笑む。

途中、Googleマップのナビを無視して、細い道にわざと入り込んだ。
せっかく三浦まで足を伸ばしているのである。
この辺りを走るのであれば、広大なキャベツや大根畑の中を疾走したいものだ。
134号線は早朝であっても、釣り人とかレジャー客の車で混雑気味。
でも、キャベツ畑や大根畑の中に潜り込めば、そこは農家さんの軽トラくらいしか走っていない。
うん、これこれ。
この光景の中を自転車で走りたかったんだよね。
昇る朝日で、キャベツや大根畑が黄金色に染まっている。
自転車で切る朝の風は最高に気持ち良かった。
アラフィフとうちゃん、秋の相模川を自転車で走る。
油壺公園。

油壺は子供の頃、夏休みに家族で泊まりに来た事があった。
遥か遠い昔の思い出だ。
確か、その時に泊まったのは民宿だったと思う。
兄と二人、夕食前に民宿の辺りをブラブラと散歩していた。
その時、山道で大きなサワガニを見付けて驚いた記憶がある。
今思えばそれがサワガニなのか、海のカニなのかはハッキリしないのだけれど。
とにかく、山道にカニがいるなんて、子供の頃の僕には想像の付かない事だった。
もう嬉しいやら、驚いたやら。
そんな記憶のある油壺。
僕にとっては子供の頃の佳き思い出である。
今日はその記憶を辿ってみよう。
そう思っていた。
尤も、何十年も前の事だ。
今では油壺のどの辺だったのか、全く検討が付かないのだけどね。

でも、事前にGoogleマップのストリートビューで油壺の一帯を探していたら、油壺公園は何かボンヤリと記憶があるような気がした。
ここで兄と遊んだような・・・。
そんな事で、今日の最終目的地は油壺公園と決めていた。
ヨットハーバーの横を車が一台走れるかどうかという道を、オフタイムで下って行く。
すると海に面している、こじんまりとした雰囲気の油壺公園に辿り着いた。
とにかく雰囲気の良い所だ。
目の前はたくさんのヨットが停泊している海の入江。
細い道を挟んで公園は海に面している。
そして辺りには人がほとんどいない。
果たして記憶の中の海はここだっただろうか・・・。
そう思いながら海を眺めていたら、朝のジョギング中の親子が僕に挨拶をしてくれた。
おはようございます
そう言ってくれたので、僕も会釈と共に挨拶を返す。
福岡から神奈川に帰って来て、知らない人にこうやって朝の挨拶をしてもらったのは初めてかもしれない。
(10年くらい前に住んでいた福岡の今宿。そこでは早朝の散歩中、知らない人でも挨拶するのは当たり前だった)
記憶の中の油壺が何処なのか、結局それは分からずじまい。
ここではないのかもしれない。
でも、もうそれはどうでもいいや。
今日のこのサイクリングで、この油壺という土地がすっかり気に入ってしまった。
湘南、葉山・秋谷。お気に入りの場所まとめ。