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天気も良く、暖かい秋の休日。
こんなに暖かい日は、そろそろ貴重な季節になって来る。
ついこの間、GPZ900Rで行ったばかりだけれど、今日はグラストラッカーで宮ヶ瀬を走りたくなった。
バイク?バス釣り?秋はマジで迷う。
紅葉が進む宮ヶ瀬にグラストラッカーで。

本当は今日、バス釣りに行こうと思ってたんだけどね。
昨日、減水の進んだ相模川で、バイトがあったものの取り逃したばかりだったし。
でも、あまりにも天気が良く、直感的にバス釣りよりもバイクに乗りたいと思った。
この間より、宮ヶ瀬は紅葉が進んでるはず。
こういう日は景色を眺めながらゆっくりと走れるグラストラッカーという気分だ。
座間から宮ヶ瀬に向かうルート。
いつもなら、昭和橋から高田橋まで相模川沿いに走り、そこから愛川に入るルートが僕のお気に入りだった。
でも最近は高田橋の交差点をそのまま、相模川沿いに直進するルートを選ぶ事が多くなった。
葉山からは一気に田園っぽい風景に変わり、小倉橋の辺りまでちょっとしたツーリング気分を味わえる。
宮ヶ瀬に近づき、鳥屋の坂道を駆け上がると、この辺から一気に気温が下がる。
この気温の変化から、紅葉の進み具合を期待せずにはいられない。
宮ヶ瀬の鳥居原に着くと、やっぱり紅葉は進んでいた。
寒い中、紅葉を眺めながら飲む暖かいコーヒーが本当に美味しい。
天気の良い休日という事もあってね。
宮ヶ瀬、鳥居原の駐車場はやっぱりたくさんのバイク乗りで賑わっていたよ。
グラストラッカーで宮ヶ瀬へ。鳥居原園地の午後。
宮ヶ瀬、ノスタルジックで溢れる。

基本的にアラフィフとうちゃん、バイクに乗るのは早朝が多い。
道が空いていて、ストレスなく走れるというのがその一番の理由。
早朝に走ると道路が空いているというメリットがある一方で、そこにはほとんど出会いというものがない。
バイクとか車に人気があるスポットには、珍しい車種が集まるものだ。
ツーリングの楽しみには珍しかったり、憧れの車種との出会いというのもあると思う。
今日のグラストラッカーでの宮ヶ瀬ツーリングには、そんな出会いがたくさんあった。
ピカピカに仕上がったZ1もいた。
あれだけのZを手に入れるには、果たしてどれくらいの資金がいるのだろう??
そしてスズキのゴヒャクガンマ。
鳥居原の駐車場にいた多くのバイク乗りの注目を集めていた。
何気なく停まっていたCB72。
ナナニイを維持するのって、本当に大変だろうね。
自分では無理なだけに、このバイクを所有してるってそれだけで尊敬の念を抱いてしまう。
中でもアラフィフとうちゃんが惹かれたのはTDRだ。
こういうバイクは、もう二度と世に現れないと思う。
TZRの2ストロークのエンジンを積んだ、デュアルパーパス。
いや、オフロードにこのエンジンを積むのってマジで理解不能だ。
コーヒーを飲みながらTDRを眺めていた。
するとオーナーがやって来て、目の前でTDRのエンジンを掛けたのだけれど、これが一発で火が入った。
30年以上も前のバイクだ。
部品を確保するのも大変なのに、これだけの完調を維持しているのには感服してしまった。
ひとことふたこと、言葉を交わすとTDRのオーナーはけたたましい2ストロークのエキゾースト音と共に走り去って行った。
ああいうバイクライフもなんだか憧れてしまうのである。