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山梨の山物市場で買って来た天然きのこ。
パスタ用のアカヤマドリ茸以外にも、炊き込みごはん用、そしてお味噌汁用のきのこを買って来た。
今日はそのレポート。
山中湖〜富士吉田に秋の味覚を求めて。
天然きのこの虫出し。

アカヤマドリ茸は乾燥だったので必要なかったけどね。
でも、生の天然きのこは虫が付いてるので下処理が必要。
いわゆる「虫出し」というやつ。
これをやらないと・・・(略)。
水出しは至ってカンタン。
塩水に天然きのこを浸して30分ほど放置するだけ。
すると、出てくるわ出てくるわ・・・。
という絵を期待していたんだけどね。
でも、残念ながら(?)この日の天然きのこ、それほど虫は付いておらず。
去年、買って来た物はスゴかったけれど。
食材から虫が出て来るとなると、拒否反応を起こす人もいるかもしれない。
けれど、美味いからこそ虫も付くと考えれば納得行くと思う(??)。
そんなに虫が出るのなら、「虫出し」でキッチリと取れ切れるのか?と疑問に思う人もいるはず。
そこは心配ご無用。
きのこは生で食べる事はない。
炊き込みごはんとか、お味噌汁にするので火はきちんと通す。
だから健康被害はまず、ない(笑)。
山物市場で買って来たアカヤマドリ茸でパスタ、作ったよ。
天然きのこの炊き込みごはん。

炊き込みごはん用に買って来た天然きのこがこれ。
名前は・・・。
忘れてもうた。
お店の人に炊き込みごはんに合うきのこは?と聞いたら、これをおススメして頂いた。
山物市場の人の言う事は100%、信用しているもんで。
炊き込みごはん用の天然きのこ、炊き込む前にフライパンで味付けも兼ねて軽く炒める。
炒め終わったら出て来た汁ごと、お米と一緒に炊く。
今回は「おこげ」も作りたかったので、ダッチオーブンで作ってみた。
まずはダッチオーブンにお米2合、お水440cc、そして炒めた天然きのこを投入。
最初の2分は強火で。
その後は弱火で最低12分、その後は水分が飛んでいるか確かめながら弱火で調整して行く。
で、仕上がり具合はと言うと・・・。

マジで難しいね、これ汗。
味の方は天然きのこの旨味がバッチリと出ていたけれど、見た目なんかはイマイチだった。
肝心のおこげも出来なかったし涙。
なんか、見た目はひじきごはんみたいだ。
おこげを作ろうなんて、余計な事を考えず素直に炊飯器で炊いておけば良かったな。
でも、繰り返しになるけれど、お味の方は絶品だったので、その辺は誤解なきよう。
少し多めに天然きのこの炊き込みごはんを作った。
余った分は冷凍してある。
これ、ダッチオーブンに胡麻油をひいて、ナムルを乗っけて石焼ビビンバにしても美味しいと思う。
今度、やってみよう。
アラフィフとうちゃん、トンポーローを作る。
天然きのこのお味噌汁。

これは満点な物が出来た。
使ったきのこは、お店で売っていたお味噌汁用の詰め合わせ。
ご覧の通り、いろんな天然きのこが入っている。
これが良い出汁を出してくれるんだ・・・。
天然きのこは水から煮て行く。
グツグツと煮立って来たら、アクを取るのを忘れずに。
ちなみに天然きのこからは水分が結構、出る。
だから水の量は少なめにしておいた方が良い。
具材は天然きのこの他、少しの野菜を加える。
たくさん野菜を入れても良いのだけれど、あまり入れ過ぎるとせっかくの天然きのこの出汁の輪郭がボヤけてしまう。

で、出来上がった天然きのこのお味噌汁。
正直に言うとアタリハズレがある。
それは買って来たきのこによるもの。
出汁が出て美味しく仕上がるものもあれば、そうじゃないのもある。
お味噌汁用に買うきのこはお店おまかせのセット物。
だから出汁が良く出る場合もあれば、そうじゃない事もあるって事だね。
そして今回は・・・アタリ!!
一口飲むと、口いっぱいにきのこの旨味が広がる。
これは美味い!!
その夜はかあちゃん、ゆーとの3人のゆうげに、天然きのこのお味噌汁が一層の団欒をもたらせてくれましたとさ。
三吉橋商店街、山惣研ぎ屋さん。刃物を研いでもらうならここ。