この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

この間、ネットで見かけたこの言葉。
エンジョイフィッシングスタイル。
ネットで見た文脈から言うと、こういう事のようだ。
ガツガツした釣りはしないというスタイル。
それは釣行自体を楽しむという事。
つまり、家を出てから帰宅するまでのプロセス全てを楽しむ。
そして、釣果が全てじゃない。
エンジョイフィッシングスタイル、なんか、いい言葉だ。
バスフィッシング。アラフィフとうちゃんの楽しいと思える釣り方。
アラフィフとうちゃんの釣りの原点。

アラフィフとうちゃんの父親も釣りをしていてね。
注:父親はもう亡くなったのだけれど。
子供の頃、よく父親と一緒に沼津の海まで釣りに行ったっけ。
普段はおっかない父親だったけれど、釣りに行く時だけは男同士の奇妙な連帯感を感じたものだ。
そして海での父親はとても頼もしかった。
沼津のそのポイントはメジナがターゲットで、父親はいつも他の釣り人よりも多くのメジナを釣り上げた。
で、僕はというと、釣りはどちらかと言うとそれほど身を入れてやっていなかった。
父親のサポート(コマセを撒いたり、ヒットしたメジナを網ですくったり)をしていれば、十分、楽しめた。
そして魚も釣れない暇な時は防波堤に座り込んで、海を眺めながら両足をぶらぶらとさせる。
父親と二人きりでの、そんな釣行が子供ながらにとても楽しく思えたものだ。
釣れても楽しかったし、釣れなくてもそれはそれで楽しかった。
沼津からの帰り道では、東名高速の足柄サービスエリアに父親と二人で立ち寄る。
そこで立ち食いそばを啜って、小腹を満たした。
家に帰って一晩寝ると、次の日には父親はいつもの怖い存在に戻っていた。
でも、僕は次に父親と沼津まで釣りに行く事をいつも楽しみにしていたんだ。
アラフィフとうちゃんの釣りの原点は、あの頃の沼津での釣りにある。
楽しかったあの頃。
今でも、立ち食いそばを啜るたびに、あの頃の感情が込み上げてくる時がある。
釣りは瞑想。

バス釣りを始めたばかりの時の話。
家に帰ってくると、かあちゃんは僕を見て決まってこう言った。
今日は釣れた?
かあちゃんのその問いに対して、僕の返事はいつも同じ。
ううん、全然。
同じ返事ばかりなものだから、そのうちかあちゃんは僕に何も聞かなくなった。
何も聞いて来ないかあちゃんに、僕の方から自虐的に釣果(つまりゼロ)を告げる事が増えた。
そしてある時、かあちゃんからこんな言葉を言われた事がある。
だって、相模川に瞑想しに行ってるんでしょ?
なんと言い得て妙な事を言うのだろう。
アラフィフとうちゃん、いつも相模川のほとりでルアーを投げながらいろんな事を考えている。
そして考えがまとまらない時は、いっその事、スパッと考えるのをやめてしまう。
すると不思議なもので、釣りを終えた後にふと良い考えが浮かんできたりするものだ。
やっぱり、釣りとは釣果が全てじゃない。
釣果だけが拠り所であれば、もうとっくに僕は釣りをヤメていると思う笑笑。
アラフィフとうちゃん【2022/9/10】相模川バス釣り日記。
ウェーダーを買ったよ。

相模川の本流には良型のスモールがいるらしい。
そんな話を聞いたので、ウェーダーか鮎タビでも買って来て、本流に繰り出そうかと考えていた。
アラフィフとうちゃんはSUP用にウェットスーツを持っている。
なので、あとは鮎タビがあれば川の中には入っていける。
一方でウェーダーも気になっていた。
釣行を始める準備段階の事を考えれば、ウェットスーツを着込んで鮎タビを履く事よりもウェーダーの方が楽チンなはずだ。
ネットでググっていたら、X'SELLというメーカーが何やら手軽なウェーダーを出している。
ダイワとかのウェーダーに比べれば、破格のお値段だ。
お、これ、いいかも。
安物買いの銭失いという言葉は嫌いなのだけれど、まあ、モノは試しという事でX'SELLのウェーダーを買ってみようかと。
ウェーダーがあれば、アユイングも出来るしね。
そんな事で、X'SELLのウェーダーをポチッとしてしまった。
SUP用にライフジャケットは既に持っているので、本流に出る時は必ず着用する。
ウェーダーを履いて、早く本流でルアーを投げてみたい。
これで、釣りがまたひとつ、楽しくなると思う。
アラフィフとうちゃん、アメリカンルアーにハマる。