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東北、気仙沼への旅行もいよいよ最終日。
今日は何をするという予定も特になく、思いつくままぶらぶらしようかと。
と言っても、電車の時間があるんであまり遊べないのだけれども涙。
岩井崎、早朝散歩&沖見屋さんの朝ごはん。

早朝から起きて、沖見屋さん近くの岩井崎を散歩。
ここ、岩井崎は早朝の時間が一番好きだったりする。
父親が在りし日、ここを孫のゆーが車椅子を押して散歩をした思い出もある。
あれからずいぶんと時間が経ったものだ。
自分も変わったし、家族も変わった(一家離散したという事じゃないよ)。
これからどう変わるのだろう?
海を眺めながら、いろんな事を考えた。
さて、今回の旅行での楽しみの一つでもある沖見屋さんの朝ごはん。
旅館の朝ごはんって美味しいものと相場は決まっている。
けれど、その中でも沖見屋さんの朝ごはんは格別だ。
海を見ながら食べると、幸せな気分になれたりもするし。
今朝のごはんはこんなに盛りだくさん。
- 塩鮭
- 塩辛
- 笹かまぼこ
- 辛子明太子
- 温泉卵
- 焼き海苔
- 納豆
- さつま芋の甘露煮

もう、ごはん一杯ではこのおかずは食べきれない。
当然、白飯、二杯を平らげた。
朝ごはんにこれだけ食べたのは本当に久しぶりだ・・・。
岩井崎〜お伊勢浜。

朝ごはんを食べて、早々に沖見屋さんをチェックアウト。
少し海岸線を歩いて見ることにした。
今まで、お伊勢浜から岩井崎までは車で移動していた。
けれど、今は護岸工事もほとんど終わっていて、海岸線を辿れば岩井崎とお伊勢浜は歩いて行ける距離にある。
途中、震災伝承館がある。
ここは旧気仙沼向陽高校の跡地だ。
生憎、この日は開館前。
今回は立ち寄りはしなかったけれど、いつか行ってみようと思う。
岩井崎からお伊勢浜まで、歩いて向かうとアラフィフの僕にはちょうど良い運動になる。
今日は昨日と違って、風も弱い。
しばらくベンチに座って穏やかなお伊勢浜の海を眺めていた。
すると、そこにやって来た地元の人に声をかけられ、しばし話し込む。
不思議なくらい、おじさんとの間に壁を感じない。
会話の内容は他愛もない事ばかりだけれど、何か、お伊勢浜で人と話が出来たことにほっとした。
さて、そうこうしていると、そろそろ気仙沼駅に向かった方が良い頃になる。
おじさんに別れを告げると、またおいでと言われた。
ああ、東京の人だったら初めて会った人にまたおいで、とは言わないよなと思うと、これまたジンと来た。
気仙沼〜一ノ関、そして東京へ帰還。

いよいよ気仙沼を離れる。
気仙沼から一ノ関に向かう列車、帰りは普通の大船渡線だ。
これはかなりホッとした。
自宅に帰って来て思ったのだけれど、この帰りの大船渡線の車内が、新幹線に比べても一番快適だったかもしれない。
行きはそんな余裕はなかった。
けれど帰りは大船渡線からの長閑な車窓をゆっくりと楽しんだ。
今朝、沖見屋さんで朝ごはんをかなり食べた。
だから、全然お腹が空かない。
そんな状態だったのだけれど、帰路には一つ、楽しみにしていた事があった。
福島駅にある松月庵という立ち食いそば屋さん。
ここ、立ち食いそば好きの間では有名なお店だ。

福島駅では乗り換える新幹線の時間まで、かなり余裕がある。
なのでゆっくりと松月庵のそばを楽しめるだろうな、と。
ところが、である。
いざ、松月庵の前に辿り着くと、お店の入り口には一枚の貼り紙が・・・。
閉店時間15:00
マジでえっ〜!!って感じ。
あと10分、早く着いていれば。
(仙台から乗った東北本線の臨時列車、線路への人の立ち入りで10分遅れた汗)
というか、終わる時間、早すぎじゃね?
もういろんな想いが次から次へと込み上げて来る。
しばらくお店の前で途方に暮れていたのだけれど、どんなに考えても仕方ない。
やり切れない想いを落ち着かせるために、何処でも食べられるマックに入った。
これ以降、ブログでお話し出来るネタはないので、今日はもう寝る事にした笑汗怒。