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今日はかあちゃんもテレワーク。
お昼ごはんは二人なので、僕が焼きそばを作った。
僕が作る焼きそばは、麺の表面をカリッと焼く。
いわゆる日田焼きそば風だ。
アラフィフとうちゃんの九州・焼きそばの思い出。

大分の日田焼きそば。
麺の表面を軽く焦げる程度に焼いて、カリッとした食感を出しているのが日田焼きそばの特徴。
福岡に転勤で住んでいた頃に初めて日田焼きそばなる、ご当地グルメを知った。
カリッとした麺、それにソースと相まってなんとも香ばしい焼きそばだ。
日田焼きそば自体、今では全国区になっている。
一方で日田焼きそばの元祖と言われているのが想夫恋(そうふれん)というお店。
想夫恋は大分を中心としたチェーン店で、福岡にもお店があった。
なんと言っても、名前がいいよね。
アラフィフとうちゃんも福岡にいた頃は、想夫恋の焼きそば、よく食べたっけ。
なんとも懐かしい九州の味なのだけれど、なんと関東にも1店、出店している事を知った。
しかもアラフィフとうちゃんが子供の頃に住んでいた、横浜のこどもの国の近くだ。
ぜひ、今度、行ってみようと思う。
九州のご当地グルメとしては、日田焼きそばが有名だけれど、九州の焼きそばはそれだけじゃない。
九州の焼きそば、ちゃんぽん麺で作るのがデフォだ。
家庭で焼きそばを作る時、焼きそば用の中華麺を使うのではなく、ちゃんぽん麺を使う。
ちゃんぽん麺を使って焼きそばを作るというのを知った時、最初は驚いたけどね。
でも、初めてちゃんぽん麺で作った焼きそばを食べた時、一瞬でその味が好きになった。
なんとも麺が香ばしくて美味しい。
福岡ではちゃんぽん麺は普通にスーパーで売られている。
以来、我が家でも焼きそばを作る時はちゃんぽん麺がデフォになった。
ちなみにちゃんぽん麺で作る焼きそば、九州では特に名前は付いていない。
アラフィフとうちゃんの正月休み、最終日。
八幡のちゃんぽんの焼きそばの思い出。

北九州に八幡という所がある。
鹿児島本線のJR八幡駅前に、八幡のちゃんぽんはお店を構えているんだけどね。
「八幡のちゃんぽん」というのは、実はその店名だ。
八幡のちゃんぽんという店名なのだから、看板メニューはもちろんちゃんぽん。
北九州、小倉の近くにある八幡は昔は製鉄の街。
僕が会社に入った時の上司は、昔、八幡に転勤で来ていたらしく、その当時の話をよく飲んでいる席で聞かされていた。
僕が30代後半になった時、福岡に異動になり、初めて八幡の地を訪れた。
ここが上司が言っていた八幡か・・・。
当時の八幡と今の八幡。
街の様子は上司の話とはだいぶギャップがあって、僕は正直、かなり驚いた。
その八幡で、地元の人に愛されたちゃんぽんは、製鉄所で働く人の胃袋を満たしていたという訳だ。
ところが八幡のちゃんぽんでは、ちゃんぽんと人気を二分しているのが焼きそば。
熱々の鉄板で供される焼きそばには生卵とチキンカツが乗っている。
生卵を麺に絡めて食べる。
チキンカツはちゃんぽんのスープを取った鶏肉の残りという話を聞いた事がある。
けれど、決して出涸らしではない。
ちゃんとチキンカツに旨味はある。
この八幡のちゃんぽんの焼きそばが実に美味い。
お店ではちゃんぽんと焼きそばは半々の人気だと言う。
もちろん、アラフィフとうちゃんは両方を食べた事があるけれど、焼きそばの方が断然、美味いと思う。
一度、長男のゆーが青春18きっぷを使って九州まで、一人で旅行に行った事がある。
その時、彼はわざわざ八幡で途中下車して、この焼きそばを食べに行ってたっけ。
僕もこの焼きそばを目的に、八幡まで行ってもいいと思っているくらいだ。
ギンギンに冷えたビールに鉄板の上で熱々になった焼きそば・・・。
思い返すだけでもうずうずしてくるね笑笑。
九州の焼きそば回想録になったけれど、アラフィフとうちゃんの作った日田風焼きそば、なかなかの出来だったよ。
かあちゃんも美味しいと言ってくれたっけ。
今度、子供の国の近くにある想夫恋、行ってみようかな。