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52年も生きてるとね。
実にいろんな人と出会うもんだとつくづく思う。
僕は自分が立派な人間だとは思ってはいない。
その前提で言うのだけれど、総じて世の中とは5割くらいは自分にとって有り難くない人で構成されているものだと思う。
5割と言ったらかなりの割合。
出会う人の半分は自分とっては抵抗勢力になるという事だからね。
まあ、そのくらいの心算でいた方が、渡世はうまく行くという事でもあるのだけれど。
これは、朝の通勤電車の中での事。
まあ、くだらない話なのだけれど、5割の抵抗勢力に属するおじさんに出会ってしまった。
隣に座ったおじさん、大股開き&肘を張って来る。

僕はいつも会社に向かう電車では座って通勤をしている。
なにしろ、神奈川県の座間市から会社のある大手町まではかなり遠いからね。
そんな事で、この日もいつものように小田急線に乗って、一番端っこのシートに座っていた。
途中、一人のおじさんが僕の横に座ってきた。
そのおじさん、見た感じはごくごく普通のサラリーマン。
ところがそのおじさん、座った途端に大股を開いて来た。
その大股のおかげで僕の左足はズズッと右の方に追いやられる事になる。
電車のシートって、一人分のスペースはとても狭い。
男性が肘を張って、そして両足を開いて座ると間違いなく隣の人に迷惑をかけてしまう。
だから、僕は電車に乗ってシートに座っている時、肩をすぼめて座る事にしている。
そして、両手を膝の上で組んで自分の腕が隣の人にぶつからないように気を付けているワケだ。
でも、そのおじさんは何の遠慮もなく、僕の脇腹に自分の肘をグイグイと押し付けてきた。
アラフィフとうちゃん、脇腹って本当、弱いんだよね・・・。
ここをグイグイとやられると、くすぐったいやら、痛いやら、平静を保っていられなくなる。
あまりにも隣のおじさんが肘を張って僕の脇腹をグイグイとやってくるものだから、僕はたまらず抵抗した。
カバンでおじさんの肘をブロックするのだけれど、それでもおじさんの勢いは止まらない。
仕方ないので僕も肘を張っておじさんの肘をブロックした。
アラフィフとうちゃんの肘がとなりのおじさんの肘に当たると、その押して来る力はより強くなった。
あ、これはわざとやってるな・・・。
なんのためにこんな事をしてくるのかは、よく分からんけど。
そう思っておじさんの方を見たのだけれど、おじさんは僕と目を合わせようとしない。
今、思えば、ここで目が合わなくて良かったと思う。
目が合っていたら、その瞬間、自分の中でブチっと何かが切れてしまっていたかもしれない。
小田急線、本当に変な人が多い。

こう言うと炎上するかもしれないけれど、小田急線って変な人が多いと思う。
以前、新宿から小田急線に乗った時の事。
発車間際の電車に初老の男性が乗って来た。
車内は発車間際だったので、座席は全て埋まっている。
そしたら、そのおじさん、シート(普通シート。シルバーシートじゃないよ)に座っている女の子に向かって怒鳴り始めた。
「席を譲れ!!何、座ってるんだ!!立てぇ〜!オラ〜!!」
突然、車内に響き渡るおじさんの怒鳴り声。
誰もがおじさんの方を振り返る。
一瞬、何が起こったか分からないくらいの怒声だった。
その女の子も多分、何が起こったのか理解出来なかったのだと思う。
おじさんの勢いに負けて席を立って、おじさんに譲っていた。
新宿駅は始発駅なんだし。
そんなに座りたいのなら、他の人と同じように並べばいいのに・・・。
それだけ知らない人に向かって怒鳴れる元気があるのなら10分くらい、並ぶ事って出来るでしょ?
初老のおじさんを見ながら、僕はそう思っていた。
ところが・・・。
なんとその初老のおじさん、急行が停まる次の駅、代々木上原で降りて行った・・・。
え、一駅??
初老のおじさん、たった一駅の距離を座るために女の子に怒声を浴びせたのである。
多分、車内にいた誰もがおじさんの行動を見てそう思ったに違いない。
一番、驚いたのは理不尽に怒鳴られた女の子だろう。
あの初老のおじさん、同じような事をいろんな所でやっているのだと思う。
いやいや、世の中、いろんな人がいるもんだ・・・。
【ダイエット失敗】かめやの天玉そばで気分を落ち着かせる。

通勤電車でダイエット失敗ってどういう事??
タイトルを見てそう思っている人もいる事だろう。
相も変わらず両足を開いて、そして肘をグイグイと張って来るおじさん。
完全にわざとやってる。
その所業は結局、終点の新宿駅まで続いていた。
マジでムカついた・・・。
でもこのムカムカする気分を晴らすために、このおじさんと喧嘩したらどうなる??
下手したら警察沙汰になって、会社はクビ。
リストラされる前に懲戒解雇になったら、このブログのタイトル、変えないといけないね笑笑。
さておき、アラフィフとうちゃんは、かあちゃんとゆーを養う糧を失う事になる。
そこまでして、このおじさんを成敗する価値があるか??
そう天秤にかけると、もう答えは明らかだ。
とにかくグッと堪えた。
新宿駅に着いた時、目が合うとブチっと行きそうなので、意識して目線を合わせないようにして電車を降りた。
JRに乗り換えても、気分はまだムカムカしたまま。
こんな気分で仕事に就くのは嫌だな・・・。
そう思うと僕は途中駅の神田で降りて、足はかめやに向けていた。
そう言えば、かめやに来るのは今年になって初めてだ。
かめやで頼んだのはいつもの天玉そば。
天玉そばをすすっていると、さっきまで心の中でムカムカしていた気分はどっかに行ってしまった。
あ〜あ、またダイエット、失敗してもうた・・・笑。
【東京朝ごはん】晩秋、神田のかめやで天玉そば。