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日本橋、そばよしの生のりそば。
新春の風物詩。
毎年、これを食べるのを楽しみにしているアラフィフとうちゃんなのである。
twitterで今年も生のりそばが始まったと知って、早速行ってきた。
日本橋そばよしの生のりそば。

そばよしの生のりそばは本当に有名。
なんでも芸能人のタモリさんも、この生のりそばは好物なんだとか。
お店には有吉さんの正直散歩のステッカーも貼ってあったし。
そばに入る生のりは横浜の金沢八景の漁師さんが獲って来る物らしい。
数量限定のそばだ。
温暖化のせいで、生のりの収穫が良くない時もある。
何年か前、不漁で生のりそばの販売期間が短い時もあった。
だから、生のりそばが供されているうちに食べておかないと、1年間も待たなければならない事になる。
あの生のりの鼻に抜ける香りを一年も我慢するなんて、それはちょっと無理。
そんな事で、この日は出社前に東京駅から歩いてそばよしに向かった次第。
立ち食いそば愛が止まらない。
生のりそば、お値段は460円。

そばよし、日本橋の本店の他、京橋と神谷町にもお店がある。
鰹節問屋さんがやっている立ち食いそばのお店だけあって、とにかく出汁が美味しい。
そんなそばよしで供される、新春の風物詩、生のりそばは460円也。
このクオリティのそばがワンコインで食べられるなんて・・・。
日本橋店は東京駅、神田駅から徒歩で15分くらい。
日銀と三越の横を通って行く。
朝は7:30からやっているので、仕事前にふらっと行ける。
日本橋のそばよしまで歩いて行って、そこから大手町の会社まで歩くとダイエットと健康維持にはちょうど良い感じだ。
さて、今年も待ちに待った生のりそばを頂く事が出来た。
黒々とした生のりを見れば、これは間違いなく美味いという事が分かる。
生のりそばには七味ではなくてわさび。
わさびを少しだけそばに入れて食べると、生のりとわさびのツ〜ンとくる香りがマッチしてすごく美味しい。
はしでたぐってそばを一口。
生のりの香りが鼻を抜ける。
う〜ん、これこれって感じだ。
今年の生のりもすごく香りが良くて美味しい。
口に含んだ生のりを噛むと、シャキシャキとした歯応えがたまらない。
この時期になると、多くの人がこの生のりそばをお目当てにそばよしにやって来る。
この日、アラフィフとうちゃんの隣の人も生のりそばを食べていたっけ。
生のりだけだと、なんか物足りない・・・。
そう思って天ぷらを追加する人も多い。
けれど、生のりそばに天ぷらを追加すると、その香りが飛んでしまうので僕はあまりおすすめはしない。
せっかくの新春の風物詩。
生のりとそばの純粋なハーモニーだけを楽しみたい。
そばよしのもう一つの名物、おかかごはん。

そばよしにはもう一つ、名物がある。
鰹節の削粉、粉かつおをかけたごはんだ。
鰹節問屋がやっている立ち食いそばなので、本業で出た鰹節の削り粉をライスに添えて出してくれる。
ちなみに粉かつおはライスを頼んだ時だけ、一緒に出て来る。
これをごはんにかけて、そして醤油を少しだけかける。
いわゆる猫まんまなのだけれど、これが本当に美味い。
昔はカウンターの上に粉かつおが置いてあったのだけれど、あまりにも人気で持って行かれてしまう事が多かった。
それゆえ、今はライスを頼んだ時だけ手渡されるようになった。
それでも、粉かつおを異常にごはんにかけて食べる人がいるとの事で、お店の中には注意書きがされている。
なんでも過ぎたるは及ばざるが如し、だね。
ところで。
生のりと粉かつおのそれぞれ違う香りがなんとも言えない。
生のりそばをたぐって、次におかかごはんを頬張る。
いや、これが至福の時間だ。
温暖化で日本中、どこも海苔が獲れなくなってると言う。
この生のりそばもいつまで食べられる事か・・・。
さてと、お腹が一杯になったところで。
今日もダイエット、頑張らねば。