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くら寿司で大間のまぐろが1皿220円??
こんなネット広告を見て、急遽家族3人で行って来たよ。
なんでも11日まで、大間のまぐろだけでなく天然のくえも食べられるとか。
ちょっと前だったら、あり得ないね、これ。
大間のマグロ、美味しゅうございました。

大間のマグロ、初めて食べた。
赤身との事だが、パッと見はトロか中トロって感じ。
うん、マジで美味しい。
これが一貫220円なんて、どうかしてるぜ。
初競りの一番マグロ、今年は1, 668万円だったとの事。
2020年は1億9,320万円。
驚きなのがその前の年だ。
なんと3億3,360万円の値が付いた。
今年の初競りでも1億円の値段が付くような相場だったとしたら、一皿220円なんてあり得なかっただろうね。
大間のマグロが220円で食べられる。
果たしてこれは良い事なのか、悪い事なのか。
とにかく、大間のマグロはやっぱり美味しゅうございました。
福岡転勤。アラが食えるじゃん!

大間のマグロと同時に、目玉だったのがクエ。
クエは僕にとって思い出の魚でもある。
2017年に辞令をもらい、福岡支店に異動になった。
その時、辞令をもらって真っ先に思ったのが「アラが食えるじゃん!」と言う事。
アラとは魚の事である。
こちらではクエとも言う。
千代の富士がテレビで、九州場所はアラが食えるので毎年楽しみにしていると言っていたのを良く覚えている。
相撲取りがどの地域の、どの名物よりも楽しみにしているというアラ。
そんなに美味いのかと僕も楽しみにしていた。
ところが、である。
福岡に赴任すると、美味いアラにはなかなか出会えなかった。
本当に美味いアラは何十キロもある大物。
ところがそんな大物は滅多に市場にも出回らない。
特に九州場所が開かれる時期は、アラの旬でもある。
その時期、大物が上がると馴染みのルートから相撲部屋とかそういう所に行ってしまう。
そんな事で、何度かアラ鍋、アラの刺身が食べられるお店に行ったのだけれど、実際に食べてみるとそれほど美味くはない。
これ、何キロのアラですか?
お店の人に聞いてみると、4キロとか5キロほどのアラという事だった。
脂が乗るのは1mを超えて、重さは20kg以上のアラだと言う。
けれど、一度だけ、これは美味いというアラに出会った事がある。
唐津で行われる唐津くんち。
毎年、佐賀県の唐津で11月の初旬に行われるお祭りだ。
僕が住んでいた福岡の今宿から唐津までは電車1本で行けてしまう。
唐津くんちと言えば、地元ではアラの煮付けを振る舞うのが風習。
この時に、1mを超えたアラの煮付けを食べる事が出来た。
大きなアラは切り身にされる事なく、そのままの姿で煮付けにされて出て来た。
それを包丁で小さく切るのだけれど、脂が乗っているせいで、すぐに包丁は切れなくなってしまう。
そんなアラの煮付けを一口食べた瞬間、文字通り、顎が落ちそうになった。
口いっぱいに広がるアラの旨味・・・。
こんなに美味い魚の煮付けは初めてだ。
ああ、福岡に異動になって本当に良かったな。
白身で弾力のある、そして脂が乗ったアラの煮付けを食べながらそう思ったのを今でも覚えている。
あれからますます1mを超えるアラは獲れなくなっていると言う。
果たして生きている間に、あの美味かったアラをまた、食べる事が出来るだろうか。
それにしても、またしてもダイエット、失敗なのである。
まあ、いいや。
ダイエットは明日からという事で。
リストラとうちゃん、たまに地方移住について考えてます。