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昨日の事。
週イチの出社日。
前から気になっていた神田は須田町にある六文そばを出社前に訪問して来た。
六文そば

六文そば、昔は東京の至る所にあったんだけどね。
けれど、最近はめっきり減って来た。
浜松町の方にあった六文そばもいつの間にか、閉店してしまっていたようだし・・・。
営業のスキマ時間に、六文そばを見つけるとハラは空いていなくとも暖簾をくぐった若かりし頃。
東京であの、懐かしい味を楽しめるのは果たしていつまでか。
東京で立ち食いそばと言えば、最近は小諸そばあたりが人気。
どの店舗もキレイで、女性も入りやすい。
けれど、リストラとうちゃんの芸風と言うか、好みはそういうお店ではない。
ちょっとと言うか、かなり年季の入った店舗。
一歩店内に入るとヌルッとするような床。
そこで供されるそばは、どこからどう見ても蕎麦粉が入っているとは思えない代物。
言ってみたら食通を自認する人なら、絶対に食さないような蕎麦。
僕はそんなそばを出す立ち食いそばが好きだ。
そういう意味からは、この六文そばは僕の好みにジャストミートなのである。
そんなジャンクなそばを出す立ち食いそば屋って、昔は東京の至る所にあった。
けれど、時代の波にキレイに流されてしまって、今残っているお店はごくわずかだ。
リストラとうちゃんが新入社員の頃、会社は神保町にあって、会社の近くにも六文そばがあった。
当時は忙しい時だけササッと六文そばに行って、ズズっとそばをすすって仕事に戻った。
今なら、ハラが減ってなくても行ったのに・・・。
六文そばと言えばイカゲソ天そば

六文そばと言えば、イカゲソ天そば。
とにかく、六文そばのイカゲソ天そばと言ったら、そのジャンクぶりはハンパない。
天ぷらというより、唐揚げと言った方が良いかもしれないほど、ガリガリに揚がっている。
中に入っているイカゲソは、ムラサキイカ。
これが、大ぶりで一口噛むと、その歯応えがたまらない。
天ぷらは供された直後に一口食べて、その後はしばらくツユの中に放置する。
すると良い塩梅に柔らかくなって、これまた堪らない逸品に仕上がる。
イカゲソ天そばは、神田の天亀でも出しているけれど、イカの大きさは六文そばには敵わないかもしれない。
立ち食いそば愛が止まらない。
六文そばのイカゲソ天そばを食べたら、大手町をウォーキング。

この間の土曜日、相模川にバス釣りをしに行って不覚にも転んでしまった・・・。
その際、左の手のひらを縫うケガをした。
昨日、消毒をしに病院に行って初めて縫合した傷口を見たけれど、3針くらい縫ってあった。
そんな事でここ数日、日課の筋トレが出来ないでいる。
一方で、六文そば須田町店に行くために、JR御茶ノ水駅で降りてお店に向い、そばを食べてから会社のある大手町に向かうとちょうどその行程は30分くらい。
これはアラフィフにとっては良い運動だ・・・。
少し前だったら、暑くてそばを食べて30分も歩こうものなら、出社前に汗だくになってしまう。
けれどここ数日、立ち食いそばを堪能するには良い季節になった。
一応、僕はダイエット中なのだけれど、運動をするために出社前に六文そばに行くというのはとても合理的な口実。
いつもより早い電車に乗りお茶の水へ。
そこから六文そばでイカゲソ天そばを食べて、その後は30分ウォーキングをして職場に行く。
このパターンは良いかもしれない。
今度の持病の定期検査で主治医に出勤時、2駅前で降りてウォーキングしていると言ったら褒めてくれるだろうね。
でも、その時にイカゲソ天そばを食べてるという事は口が裂けても主治医には言うまい。