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SUPを始めようと思っていたのだけれど・・・。
コツコツと貯めていたお小遣いも目標の金額になった事だし。
そろそろ狙っていたのをポチッとしようと思い、密林を覗いたらなんとお目当てのSUPはすでに撃沈してしまっていた(涙)
アクアマリーナのドリフト。売り切れだってよ。

僕が狙っていたのはアクアマリーナのドリフトというSUP。
これ、釣り専用に作られたSUPだ。
さすが、釣り専用だけあって見るからに安定感がありそう。
YouTubeあたりでSUPフィッシングと検索すると、多くの人がこのアクアマリーナのドリフトを使っている。
定価は13万円くらいするのだけれど、Amazonでは7諭吉ほどのお値段。
僕は毎月のお小遣いをコツコツと貯めて、諭吉さんが7人揃う日を心待ちにしていたというワケだ。
もともと僕はサーフィンをやっていた。
いろいろあって35歳の時に波乗りを辞めて、乗る物を波からバイクに換えた。
けれど心の片隅に、いつかまたサーフィンをしたいという気持ちが残っていた。
じゃあアラフィフになって、改めて波乗りを再開しようかと真剣に考えると、それはそれで躊躇してしまう自分がいる。
多分、いや間違いなく今の体力では波乗りは無理だと思う。
コシからハラくらいの波ならアウトに出れたとしても、アタマくらいサイズが上がるとパドルはほぼ無理だろう。
高いお金を出してサーフボード、ウェットスーツ・・・と揃えてから、目の前に立ちはだかる老いに打ちのめされて、そして大きな波に巻かれてからでは遅過ぎる。
そんな考察の下、今のリストラとうちゃんにはSUPの方が向いているだろうと思うに至った。
SUPならサーフィンをしてた頃のように海のアウトに出て、それらしい雰囲気を楽しめる。
やっぱり海で休日を過ごすのって何歳になってもいいものだ。
それに今年始めたバス釣り。
相模川のバス釣りでSUPを使えば、きっと楽しいはず。
休日ともなればたくさんのバサーが訪れる相模川の猿ヶ島。
オカッパリでのバス釣りは競争がハンパなく激しく、言ってみたら川だけれどもレッドオーシャンそのもの。
一方でオカッパリから猿ヶ島の中洲あたりに目を向けると、そこは誰も手を付けていない完全なるブルーオーシャンだ。
そんな猿ヶ島でSUPに乗ってバス釣りをしたら・・・。
今年の春から僕はそんな妄想に浸ってばかりいた。
秋になってバス釣りに向いた季節になる頃、お目当てのアクアマリーナのドリフトを買って、そしてウエットスーツを買ってといろいろ計画を練っていたワケだ。
ところが、いざアマゾンでポチッとしようかと思ったところ、その表示されている価格に腰を抜かしてしまった。
ほぼ定価じゃん・・・。
それまでアクアマリーナのドリフト、Amazonプライムでは定価の半額くらいで売っていたのに・・・。
それからいろいろとネットでググって見たのだけれど、手頃な価格で売っているショップは見当たらない。
アクアマリーナのドリフトはどうやら毎年モデルチェンジをしているようだ。
多分、2021年モデルはAmazonも含め、どのショップも売り尽くしたんだろうね。
さて、どうしよう・・・。
こう言う時、僕はこう考える事にしている。
これはきっと何かの暗示とか運命とか、そう言うものがそこにある、と。
それは見えないけれども、間違いなくそこにあるんだ。
ここで無理にアクアマリーナのドリフトを無理をして定価近いお金を出して買ったとする。
そのドリフトに乗って猿ヶ島の中洲あたりに漕ぎ出すと、なにかの原因で落水してそのまま心臓麻痺・・・。
きっとそんな感じの水難事故とかにあったりするのかもしれない。
だから、ここはその暗示にしたがって無理に買うのはヤメた方がいい。
バイクに乗りに行く時も、僕はこの暗示のような事を信じるようにしている。
出掛ける時に家の鍵が見当たらないとか、GPZ900Rのエンジンが何回セルを回してもかからない時とかね。
そう言う時は何か虫の知らせがあるような気がして、バイクに乗るのを素直に諦めたりする。
今回もきっと、そう。
だから無理をしてアクアマリーナのドリフトを買うのをヤメた。
春になる頃、2022年モデルが出る頃に改めて買えばいい。
今朝、出社する前に会社の近くにある、神田の堀田家(家系ラーメン)で朝ラー(500円。ライス無料)をすすりながらそんな事を考えていた。
ちなみに堀田家の朝ラー、500円というお値段という事もあってデフォではチャーシューは入っていない。
けれど早い時間に行くと、細切りチャーシュー(多分、チャーシューの切り落としの部分)をサービスで入れてくれる。
で、今日の朝ラーには幸運にもチャーシューが入っていた。
うん、今日も良い事がありそうだ。
そしてSUPをとりあえず諦めた事は、僕にとって正解なんだと言い聞かせながら丼の残ったスープを飲み干した。