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昨日、晩ごはんを作っていたら、長男のゆーからLINEが来た。
「第二段階、見極めもらえた。」
そっか、いよいよバイク乗りになるまで秒読みだね・・・。
バイク乗りになりたい。

ゆーが子供の頃は、僕の方が免許を取れと言っていた。
小学生の頃、「パパとママと一緒にツーリングに行けたら楽しいでしょ?」
僕がそう言うのだけれど、本人はそれほど乗る気じゃない様子。
楽しいでしょ?って聞くけれど、実はそれって僕が、っていう話だ。
親子3人でツーリングに行けたらどんなに楽しいだろう・・・ってね。
それも一時を境に辞めた。
バイクに乗るのは危険を伴うし、やっぱりその辺は本人の意思に任せねば。
親が無理にバイクに乗るように仕向けて、それで事故ったら誰もハッピーじゃないからね。
そう思った次第だ。
そんな事でゆーが高校生になっても僕はバイクの免許の話は一切しなかった。
けれど、それが今年の春になって様子が大きく変わって来た。
ゆーが自分からバイクに乗りたいと言い出したんだ。
親として、いろいろな事を考えたけどね。
もちろん、事故の事とか・・・。
でも、いろんな事を飲み込んでも、最後はバイク乗りとして自分の息子がバイクに乗ると言い出したのは、やっぱり嬉しかった。
最終的にはゆーが自分で決めた事だし、その意思は尊重しようかと。
そして自動車学校に通い始めて、昨日、最後の教習が終わったとLINEで僕とかあちゃんに報告して来た。
子供がバイクに乗ると言い出した時の親の気持ち
リストラとうちゃんがバイクの免許を取った時。

ゆーの卒検は明日だと言う。
「明日、とうちゃんとかあちゃん、教習所に見に行ってもいい?」
そう聞くとゆーは即答、「ダメ」と。
二人が見てたらプレッシャー以外、何者でもないらしい。
まあ、そりゃそうだね。
というワケで、この日の晩ごはんは、とうちゃんとかあちゃんから卒検の心得をゆーに伝授する場に。
僕の卒検の日。
正直言って、今でも覚えている。
すごく緊張したね・・・。
大学受験とか、就職の面接よりも緊張したかもしれない。
けれど、親としてのプライドもあるのでゆーにはそんな事、一切言わなかったけれども笑
乗車前の確認を忘れないように・・・。
タイムは出なくても不合格にはならない。
一本橋は前重心の方がバランスが取りやすい・・・。
なんか先輩ライダーとしてもっともらしい講釈を垂れたけれど、当の本人はそんな事知っとるわいという顔。
ゆーの顔を見てたら、まあ、細かい事を言わなくても大丈夫だろうという気になって来た。
心配なのが台風だ。
台風10号が関東にも接近して来ていて、ゆーが卒検を受ける時間帯は天気が微妙だ。
「まあ、風さえ強く吹かなければ大丈夫じゃない?」とゆーの言葉。
ああ、この子はライダーになっても事故は起こさないかもね。
そんな冷静なゆーの言葉に、少し安心をした。
さて、明日。
無事、ゆーが合格しますように。
とりあえずは普通二輪の免許なので、最初はグラストラッカーから。
出来れば18歳になった時、僕のGPZ900Rも乗ってもらえたらライダーとして嬉しいのだけれど。