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ネットニュースとか見てると、世の中では副業を認める会社が増えてると言う。
僕の会社はまだ認めてくれていないけどね。
でも、それも時間の問題かな?
いろんな意味で、副業を認めないと会社もやっていけない時代が来ると思う。
一方で。
副業という言葉にすごくひっかかるリストラとうちゃんなのであった。
副業じゃなくて、もはや時代は複業じゃね?って思う次第。
働き方、ここ数年で大きく変わる

そもそも2020年の1月にここまでリモートワークが普及するとは思っていなかった。
まあ、コロナ禍っていう特殊事情がそうさせたんだけれど、キッカケはどうあれ、この状況を見て、やれば出来るんじゃんって誰もが思ったはず。
これを機にいろんな事が物凄いスピードでこれからかわって行くんだろうなと、リストラとうちゃんは思う。
僕の会社も出社日に行っても、フロアはガラガラ。
社員の半分も出社してない。
そうなると、経営陣からしてみたらこんだけ高い家賃払って、ここに事務所を構えてる必要があるのか?って考えるのは当然の事。
移転してもっと家賃の安いところに事務所を構えるとか、さらには事務所を細かく分けて社員が出勤しやすいようにするとか、いろいろと改善、工夫の仕方は出て来ると思う。
最初の頃は抵抗があったけれど、今では会議はwebmeetingが当たり前になった。
取引先に打ち合わせを申し入れるともはやwebmeetingで、っていう前提が完全に出来上がっている。
去年の春から、取引先にしても社内の人にしても、顔を合わせたのはPCのモニターを通してだけっていう人がすごく増えたもんね。
これからはこれがデフォになる事でしょう。
後は書類をもう少しなんとか出来ればって感じでしょうか。
依然として書類は現物で、っていう流れが残っている。
リモートワークが多い中でそれが残ってると正直、シンドいね・・・。
週イチの出社日に処理しないといけないし、出社日に会社に行くと、そういう仕事に追われてしまう。
印鑑廃止とか、もう少し、その辺が進まないと快適なリモートワークは実現できないのかもしれない。
コロナ禍、あと5年は続くってよ。

僕が通っている国立病院の外科の先生。
このコロナ禍、ワクチンが普及しても落ち着くまで5年はかかるって言ってたっけ。
この状態が5年??
企業とか、商売をしてる人にはかなりしんどいね・・・。
緊急事態宣言とか時短とか、そういうのが5年も続いたら世の中のいろんな事は変わると思う。
総じて、企業とか商売をしている人の体力はジワジワと削ぎ落とされて行くのは間違いのない事。
そうなると、会社なんかも相当、無駄を極力省いていかないと生き残っていけない。
残念ながら、そういう中では社員の給料だってそうそう上げられない。
今の会社の仕組みだと、能力のない人にも給料は上げてあげる必要があるからね。
だから給料を上げない代わりに、副業を認めるので良かったら他で稼いでねってなるのは、もはや時間の問題だと思う。
僕の会社では福利厚生制度で年間5万円まで、個人的な旅行代を出してくれる制度がある。
まあ、有難いんだけど、このコロナ禍じゃあんまり役に立たない福利厚生制度だ。
会社としては雇用の確保とか社員のモチベーションUPとかそういう目的でやってるんだと思うけれど、完全にこの時代ではズレてるね。
一方で最近では日本企業も能力があれば、新人でも給料1,000万円を出すって所が出て来た。
入社2、3年の若い人を取締役に起用するって会社もあったっけ。
これ、要は能力があるという前提だよね。
言い換えると、能力の無い人はそのシワ寄せを食って、冷遇を受けるという事。
問題は今の会社に、年収1,000万円に行かない旧人と年収1,000万円超の新人が混在したらどうなるかって事だ。
間違いなく、現場は混乱する。
混乱っていうか、元から会社にいた人による嫉妬とかパワハラとか、そういうのが必ず出て来ると思う。
日本人はそういう所はマジでネチっこい。
経営者は能力のある人をいかに確保するかという視点で、新人にも1,000万円出すって事にしてるんだろうけど、現場はそれだけじゃすまない。
仕事は出来ても、会社の旧人に敬意を示さない新人は間違いなくイジメの対象になる。
なんだこりゃ。バカらしい・・・
そう言って旧態依然とした体質の会社に嫌気がさして、去って行く新人が出て来るのは当然の流れだろう。
だけど国際競争力を維持して行くためには、会社はそういう状態もなんとかしなくちゃならない。
となると、果たしてどうなるか。
僕はこれからの5年くらいで、働き方がもっともっと大きく変わると思う。
労働の切り売りが主流になる

これからの会社って、プロジェクト毎に人材を集めて収益を上げて行くっていうようになるんじゃないかって事。
新しい商売を始めるのでこの分野に明るい人、集まれ〜って感じで。
で、そのプロジェクトが終わったら解散。
高度なプロジェクトで優秀な人材を集める必要があるのであれば、必然的に報酬は高くなって行く。
それでも会社は働かない社員に給料を払わなくて済むので、大幅にコストは下げられる。
そうなると、会社員という概念はなくなって、誰もが個人事業主みたいな存在になるワケだ。
こういう働き方、環境では求められるのは能力だけ。
年齢も立場も全く関係ないので、本当に能力のある人は存分に仕事が出来る。
今は会社に属して、与えられた仕事をするというのが当たり前だけど、これからは自分で仕事を探して行く事になる。
そうなると「本業」自体がなくなるし、もちろん「副業」もない。
いろんな仕事を同時にこなして行くので、「本業」と「副業」は同じになって「複業」となるワケだ。
リモートワークになって、今、僕は週イチしか会社に行っていない。
この環境下でも依然と同じ仕事をしているのだけれど、正直に言うと仕事のパフォーマンスは落とさずにいながらも、僕は一日のうちでほとんどを仕事以外の事をしている。
もちろん、会社に内緒でお小遣いを稼いでるって事なんだけどね。
もし、僕の会社が複業を認めたら、僕にとってはそれは有難い事だ。
そういう時代、そんなに遠い事じゃないと思う。