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最近、車のレストアをメーカーがするって話をよく聞くようになった。
GT-R、NSX、初代ロードスター・・・。
なんでもNISMOがレストアしたR32のGT-R、数千万って値段が付くらしい。
マジでR32、買っとけば良かったと思う。
ところでバイクもメーカーさん、レストアなんてしてくれませんかね??
最近、増えてる車のメーカーレストア

某女優が日産シーマに数十年も乗ってるって事が、ネットで話題になってた。
そうこうしてると、日産がそのシーマをレストアするってニュースが流れて来たね。
ちょっと便乗感あるけれど、まあ、良い話だと思う。
車でもバイクでも長く乗る事で、一番困るのはやっぱり部品が出ないって事。
人気のある車種だとマニアックなショップが作ったりしてるけど、どうしても割高感が否めない。
それに個人的には、そういうパーツって安全性ってどうなの?って事もあるし。
そこに来てメーカーが純正部品を改めて作ったり、はたまたレストアまでやってくれるって言うのは安心感があってユーザーとしては嬉しい事この上ない。
日本にも車の文化ってそれなりにあると思う。
けれど海外、特にヨーロッパに目を向けると、日本の車文化は足元にも及ばないように思う。
海外の車文化って、歴史が違うし、楽しみ方も力の入れようが日本とはレベルが異なる。
だから少し前なら、メーカーが自分の売った車をレストアするなんて、あり得ないと僕は思っていた。
日本の自動車メーカーって、売る事しか考えていない。
言い換えるとユーザビリティなんて、全然、考えていないと思っていた。
昔、福岡に住んでいる頃に、そこで車を買った。
その後、転勤になって神奈川県に戻って来た。
その時、メーカーに神奈川のディーラーを紹介してもらえる制度があって、ネットでそれに申し込んでおいた。
そうすれば神奈川のディーラーから車検の案内をしてもらえたり、困った時はフォローしてもらえるって触れ込みだった。
ところが、神奈川に引っ越して来ていざ車検のタイミングになっても、こちらのディーラーから連絡なんて、結局はなんも来なかった・・・。
自分の商品を買ってくれたユーザーに対して、メーカーのフォロー体制なんてそんなもんだ。
だから古くなった車をレストアするなんて手間もかかるし、そんな事は絶対にやらないと思っていた。
でも、これだけ車が売れなくなると、そうはいかないんだろうね・・・。
レストアする事で、メーカーのイメージアップとかを狙ってるという事だろうか。
バイクもメーカー、レストアすればいいのに

僕のバイク、GPZ900Rは2003年式。
GPZ900Rが最初に発売されたのは1984年なので、僕のはまだ新しい方だ。
それでも、パーツがどんどんなくなって来ている事に不安は拭えない。
カムシャフトは国内モデルは既に廃盤だって言うし。
GPZ900Rってカムシャフトのかじりは泣きどころなので、この辺は僕も気になる所。
なんか、20年近く売り続けたロングセラーモデルなのに、そういうメーカーのシオ対応って、どうなの?って思ってしまう。
GPZ900Rはカワサキと言うメーカーのバイク。
カワサキはGPZ900RだけでなくZ1、Z2、そしてマッハⅢとか、人気の車種をたくさん、世の中に送り出して来た。
最近、Zなんかのシリンダーヘッドとか、その辺のパーツをカワサキを再販し始めたようだ。
Zの人気って、昔から凄いものがある。
僕が高校生の頃は100万円も出せば買えた中古のZが今や500万円とか、平気でするほどの人気だ。
それを考えると、メーカーのパーツ再販はやっとか??って気さえしてしまう。
その中でメーカーにレストアまでして欲しいって言うのは、やっぱり無理なような気もするのだけれど、果たしてメーカーさん、本音の所はどうなんだろう??
内燃機のバイクに乗れるのも、後10年??

バイクはどうなるか分からないけれど、車はもうすぐガソリン車が新車では出なくなる。
2030年には新車のガソリン車販売を禁止するって言うけれど、実際はもっと早まるんじゃないだろうか。
多分、街を走っていても、ガソリンスタンドなんて、そうそう見つからない時代が、思っている以上に早くやって来るように思う。
だって、ガソリン車が販売禁止になるのが分かっていて、設備維持にお金がかかるガソリンスタンドを誰が運営し続けるんだって事。
そうなると、ガソリンが手に入りにくい世の中になるんだから、ガソリン車の需要もどんどん先細りになって行く。
そしてバイクも煽りを当然、受ける事になる。
僕のGPZ900R、今の調子から言うとあと10年は乗れると思う。
けれど、その10年はどうやって完調を維持して行くかっていう10年にもなるだろうね。
で、最後はガソリンが手に入らなくなって、GPZ900Rはオブジェか何かになるワケだ。