この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

この間の日曜日、電動アシスト自転車をポチッとした。
どうやら人気車種で只今、入庫待ちの状態だと言う。
早くて僕の手元に届くのは今月の20日頃か。
何やら電動アシスト自転車、僕のライフスタイルを大きく買えてくれそうな予感。
マジで楽しみだ。
電動アシスト自転車、初めて乗った時の感動と言ったら

その日は家族3人で横浜の関内やらみなとみらい、はたまた横浜駅で買い物をする事になっていた。
車で行くと駐車場を見つけるのやら、渋滞やらで何かと面倒な予感。
それなら電車で横浜駅まで行って、そこから電動アシスト自転車を借りればいいじゃんって事になった。
横浜にはbaybikeというレンタルサイクルのサービスがある。
この時、初めてこのサービスを使った。
最近、都内で赤い電動自転車が走っているのを見る事があると思うけれど、アレだ。
実際に使ってみるとなんか、スゴい便利じゃん・・・。
最初こそ、事前にパソコンで会員登録する煩わしさはある。
そして自転車で初回登録の操作をして・・・。
でも、それさえ終わらせれば後はカンタン。
2回目からは自転車を借りる時は、ICカードをかざすだけでOK。
横浜駅から関内あたりはbaybikeのサイクルポートは至る所にある。
横浜界隈ならカンタンに借りれるし、カンタンに返せる。
だからちょっとした移動の時なんかは、このサービスはかなり便利だ。
この日以来、横浜だけじゃなくて東京でも同じ系列のレンタルサイクルサービスを僕は使うようになった。
慣れると一駅、二駅くらいの距離なら電車での移動より楽チンなように思えて来る。
なにしろ、僕はアラフィフ父ちゃんだからね。
健康維持の事を考えたら、タクシーで移動するより全然いい。
baybikeのサービス利用も初めてだったけれど、電動アシスト自転車自体に乗ったのもこの時が初めてだった。
電動アシスト自転車。
どんな感じ?と期待を込めてペダルを踏む足に力を入れて見る。
普通の自転車って、走り出す時は気合を入れてグッと踏み込まないとならない。
けれど、電動アシスト自転車って全然違う・・・。
ペダルに乗せている足に力を入れるものの、その力はスカッと交わされてしまったという感じ。
そして自分が思っていた以上のスムーズさで自転車は走り出した。
自分は自転車を漕ぐというより、ただペダルを回しているという表現の方がいいかもしれない。
普通の自転車なら嫌気が差すほどの坂道もスイスイと登っていく。
へぇ、なんかスゴいじゃん、電動アシスト自転車って!
初めて電動アシスト自転車に乗った時の感動と言ったら、こんな字ズラだけでは表現し切れない。
なんか、自転車の概念が大きく変わった瞬間でもあった。
この間、二本の包丁を携えて横浜橋の商店街にある刃物研ぎ屋さんに行った。
普通なら横浜駅から地下鉄ブルーラインの阪東橋まで乗って行って・・・となる。
けれど横浜駅から阪東橋までなら、電動アシスト自転車には持ってこいの距離だ。
横浜駅を抜けて桜木町あたりにまで走って来る。
座間に住んでる僕にとっては、この辺りに差し掛かると横浜に来たなって気分になる。
関内、中華街のあたりを抜けて行くと、辺りの雰囲気はちょっと一変する。
そんな周りの景色の変化を楽しめると言うのも自転車ならでは、って感じだ。
バイクは子供の頃からの憧れ

アラフィフの僕にとっては、やっぱりバイクは子供の頃からの憧れだった。
仮面ライダーをはじめ、当時のヒーローはもれなくバイクに乗っていたからね。
僕は横浜の緑区で生まれ育った。
横浜って山が多い。
中学までの僕の移動手段と言ったら、もっぱら自転車だ。
友達の家に遊びに行くにも、山を一つ二つ越えて行く必要がある。
汗をかきながら坂道を登っている時、横を颯爽と走り去っていくバイクを何度羨ましく思った事か。
当時、ヤンチャな友達が多かった事もあって、周りの友達は高校に入るとみんなこぞってバイクの免許を取り始めた。
中二からサーフィンをしていた僕は、とりあえず原付の免許だけ取った。
本当はヨンヒャクとかの大きなバイクにも興味はあったけれど、高校生がサーフィンとバイクの両方など嗜む事など出来るワケがない。
だから僕は同級生にもらった原付のパセッタで、自転車を卒業した。
おお、なんて楽チンだ・・・。
初めて原付に乗った時の感動もやっぱりこんな感じ。
でも、そんな感動も慣れて来るとすぐにどこかに行ってしまった。
パセッタはかなり非力なエンジンで、平坦な道で50km、上り坂だと30kmも出してはくれない。
そんな僕の横を最新の原付やら大排気量のバイクが抜き去って行く。
どこかで体験したような事だ。
いつかもっと大きなバイクに乗りたい。
そして30歳半ばで僕は普通自動二輪、大型自動二輪の免許を取った。
電動アシスト自転車とバイクの違い

初めてナナハンのバイクに乗ったのは教習所での事。
おお、俺がナナハンに乗ってるぜ!
そう思い、ゼファーのナナハンを走らせながらワクワクしたものだ。
そして今はカワサキのGPZ900Rに乗っている。
GPZ900Rで走り出す時、大型バイクに乗ってるぜ!という満足感が今でも僕の中にある。
900ccの排気量があるので、アクセルをひねればひねるほど、前に進む。
ナイトロのマフラーから出るエキゾーストノートが心地良い。
それは中学生まで乗っていた自転車、そして高校生の頃に乗っていたパセッタでは到底、味わえなかった感覚だ。
信号で停まった時、ビルのショーウィンドウには僕とGPZ900Rが映り込んでいる。
赤信号って普段は本当にウザいものだ。
けれど、この時ばかりはもう少し赤であってもいいよと思ってしまう。
そんな事もバイクに乗っている喜びをさらに引き上げてくれる。
我が家にはGPZ900Rだけでなく、もう一台バイクがある。
スズキのグラストラッカーだ。
本当は母ちゃんのバイクなのだけれど、もう彼女は何年も自分の愛車に乗っていない。
そんな事でグラトラは僕が調子維持の名目で乗っている。
グラトラって250ccなのでGPZ900Rに比べると、格段に軽い。
GPZ900Rは取り回しが重いので、ツーリングに行っても「あ、あそこにちょっと行ってみよう」というフットワークの軽さはない。
けれど、グラトラならヒラヒラと乗れるので、通り過ぎた道の駅なんかにフラッとUターンして戻る事もお手の物だ。
とても小回りが効くバイクなのだけれど、250ccの排気量があるのでアクセルを開ければそれなりにスピードは出る。
それにいざとなれば高速にも乗れるしね。
GPZ900Rは走る事が楽しいバイク。
グラストラッカーは気軽に走れるバイク。
こう言うと、なんかバイクで十分じゃんって言われるかもしれない。
けれど、GPZ900Rでもグラストラッカーでも出来ない事がある。
電動アシスト自転車に乗り始めて、バイクにはないものを知った。
知ったと言うより、思い出したと言うべきか。
バイクではどうしても見逃してしまう景色がある。
GPZ900Rでもグラストラッカーでもどんなにゆっくり走っても、40kmくらいがせいぜいだ。
そのくらいのスピードでは、ヘルメットのシールド越しに気付かない景色や周辺の匂いに気が付かないってことって割と多いんだ。
baybikeで電動アシスト自転車に乗るようになって、その事を思い出した。
そして母ちゃんに無理を言って、前から狙っていたパナソニックのオフタイムを買ってもらったというワケだ。
大型バイクに乗る満足感が得られるGPZ900R。
少し遠い所でも、気軽に行けるグラストラッカー。
そしてそこに景色を楽しめる電動アシスト自転車のオフタイムが加わる。
早く来ないかなと、かなりワクワクしている今日この頃。